沖縄の結婚式はどんな感じ?沖縄ならではの伝統や風習を沖縄在住のウェディングプランナーが解説!

沖縄の結婚式は、ゲストの人数が多く、地域全体でお祝いするようなにぎやかさが特徴です。ご祝儀の相場や席次の考え方も本州とは異なりますし、沖縄ならではの伝統的な風習もあります。

この記事では、沖縄で暮らすウェディングプランナーが、沖縄の結婚式のリアルな実情や魅力を分かりやすくご紹介します。

目次

沖縄の結婚式と一般的な結婚式の違い

沖縄の結婚式では、沖縄ならではの文化や価値観が深く根付いていて、本州の結婚式とは異なる風習がたくさんあります。

沖縄の結婚式の参列者は200〜300人も!賑やかな披露宴が特徴的

沖縄の結婚式_宮古島ウェディングフォトは前撮り/結婚写真/結婚式/ビーチウェディングフォト/ビーチ挙式/ドローン撮影も対応

沖縄の結婚式では参列者が200〜300人規模という賑やかな披露宴になることも!一般的なゲストの平均が60〜70人と言われる中で、その倍以上を招くことも珍しくありません。親族・友人だけでなく、ご近所や親の知人まで広く招く“地域ぐるみ”の文化で、披露宴はお祭りのような賑やかさです。

一方で、近年では県外から訪れるカップルによるリゾート婚や、家族だけの少人数婚も増えています。

沖縄の結婚式のご祝儀の相場は?

沖縄の結婚式のご祝儀は1万円が基本で、親族など関係性が深い場合でも3〜5万円程度と、本州に比べて低めです。参列する人数が多いので、気軽に出席できる価格帯を考慮していると言われています。

また沖縄では両親からご祝儀を贈る風習はなく、そこも本州と異なる点です。沖縄の披露宴では、両親もホストとしてゲストをもてなす側になるのも特徴です。

沖縄の結婚式での席次の特徴は?

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席の配置にも大きな違いがあります。本州では新郎新婦の高砂席に近いのが主賓や上司で、親族は末席ですが、沖縄では両親や親族が新郎新婦のすぐそばの上座に座ります。一方で、友人や同僚は会場の後方となります。

沖縄の結婚式の食事の出し方は?

沖縄の披露宴ではコース料理ではなく、大皿料理を円卓でシェアするスタイルが一般的です。ミミガーやラフテー、沖縄そばなどの郷土料理が並び、ゲスト同士が和気あいあいと食事を楽しみます。

沖縄の結婚式では開宴前からお酒が振舞われている

沖縄では開宴前からお酒が出され、席に着いた時点で泡盛やビールで乾杯するのが当たり前。式の開始前からお祝いムードが高まっており、披露宴中はずっと賑やかです。

一般的には乾杯の挨拶の後に飲み始めますが、お酒は“場を温めるもの”として、早い段階から振る舞われるのが沖縄のスタイルです。

沖縄の結婚式は余興も賑やか!

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沖縄の披露宴では、余興も賑やか!会場には大きなステージがあることも多く、時には1回の披露宴で4〜10組の余興が続くことも。内容も歌やダンス、寸劇などさまざまです。

引き出物の品数に違いがある?

沖縄の結婚式では、引き出物は1品のみが一般的です。本州のように複数品を組み合わせるスタイルとは異なり、品数や金額は比較的シンプル。

相場は1,000円前後と控えめですが、参列者の人数も多い沖縄では、招待される側が気軽に参加しやすいように、ご祝儀や引き出物の負担が抑えられる習慣があります。

沖縄の結婚式ならではの伝統的な演出

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沖縄の結婚式では、かぎやで風やカチャーシー、エイサーなど、伝統的な演出が取り入れられることも多いです。これらは単なる余興ではなく、感謝や祝福、地域とのつながりを表現する大切な文化。沖縄ならではの演出として、多くの人に親しまれています。

沖縄の祝いの席で演奏される伝統曲「かぎやで風」

「かぎやで風」は沖縄の伝統的な祝いの席で演奏される琉球古典音楽の代表曲で、両家の繁栄や長寿を願う意味が込められています。ゆったりとした動きと格調高い三線の音色で始まるこの舞は、伝統と格式を大切にする沖縄の文化を象徴する特別な儀式のひとつです。

全員で一体となって盛り上がる「カチャーシー」

カチャーシーは沖縄の言葉で「かき混ぜる」という意味を持ち、披露宴のクライマックスを彩る、沖縄ならではの祝宴の踊りです。両手を上げて手首を回すだけなので誰でも簡単に参加でき、ゲスト全員が一体となって盛り上がります。

喜ばれる伝統芸能の余興といえば「エイサー」

エイサーはもともと祖先供養のための伝統舞踊ですが、結婚式では伝統芸能としての華やかさが喜ばれます。太鼓や掛け声が響くダイナミックなパフォーマンスに、会場は一気に盛り上がり、沖縄らしい躍動感を感じる演目です。

沖縄の結婚式の流れは?

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沖縄の結婚式は、地域に根ざした文化や風習が今も大切に受け継がれています。ここからは、沖縄の結婚式の代表的な流れをご紹介します。

伝統衣装「琉装」による挙式(琉装式)の流れ

沖縄らしい挙式といえば、伝統衣装で臨む「琉装式」。ここでは、一般的な琉装式の流れをご紹介します。所要時間は約20分程度です。

(1) 新郎新婦が黒朝の着物を羽織り、清め払いの儀式を行う
(2)聖水を額につけて未来の幸せを祈願
(3)古典音楽の演奏の中で三々九度
(4)指輪交換・誓いの言葉
(5)結婚証明書への署名と披露

一般的な披露宴の流れ

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沖縄の披露宴は「披露する場」というより「みんなで盛り上がる場」。入場・祝辞・乾杯・余興と続き、最後はカチャーシーで締めくくるのが定番。お祝いムード一色のにぎやかな雰囲気です。

(1) 新郎新婦の入場・紹介
新郎新婦が入場し、司会者による紹介やプロフィール紹介が行われます。

(2) 来賓からの祝辞
主賓や会社関係者、親族代表などから祝辞が述べられます。

(3) 乾杯
乾杯の発声とともに、すでに多くのゲストが飲み始めているのも沖縄ならではの光景です。

(4) 伝統舞踊「かぎやで風」
琉球舞踊の代表である「かぎやで風(かぎやでふう)」が披露宴の始まりを飾ります。新郎新婦や親族、またはプロの舞踊家が舞うこともあります。

(5) お色直し・新郎新婦退場
新郎新婦が一度退場し、衣装をチェンジします。

(6) 余興(1回目)
友人や職場関係者、親族による余興が披露されます。沖縄の結婚式では余興の数が多く、4〜9回行われることも珍しくありません。

(7) 新郎新婦再入場・演出(ケーキ入刀、キャンドルサービスなど)
衣装を変えた新郎新婦が再入場し、ウェディングケーキ入刀やキャンドルサービスなどが行われます。

(8) 余興(2回目以降)
引き続き、さまざまな余興が続きます。エイサーや歌、ダンス、寸劇など多彩です。

(9) 伝統芸能「エイサー」
太鼓や三線の音色に合わせたダイナミックな踊りが披露され、会場が一体となって盛り上がります。

(10)カチャーシー
披露宴のクライマックスには、ゲスト全員で「カチャーシー」と呼ばれる沖縄伝統の踊りを踊り、喜びを分かち合います。

(11) 両親への花束贈呈・新郎新婦の謝辞
新郎新婦から両親へ花束を贈り、感謝の言葉を述べて締めくくります。

沖縄の結婚式にふさわしい装いとは

宮古島でのビーチウェディング_宮古島ウェディングフォトは前撮り/結婚写真/結婚式/ビーチウェディングフォト/ビーチ挙式/ドローン撮影も対応

ここまでご紹介した内容でも、沖縄の結婚式は本州とは異なる風習があることがお分かりいただけたと思います。ここからは、沖縄の結婚式に参列する際に知っておきたい装いのマナーについて、親族や招待客など立場ごとに分けて詳しくご紹介していきます。

両親や親族の服装のポイント

沖縄の結婚式でも、特に格式の高いホテルやチャペルでの挙式では、父親はモーニング、母親は黒留袖といった正礼装を選ぶのが一般的です。ただし、沖縄は気候が温暖で、ビーチやガーデンなど開放的な場所でのリゾートウェディングも多く、装いに柔軟性があるのも特徴です。最近では、洋装のロングドレスや、沖縄独自の正装である「かりゆしウェア」や「かりゆしワンピース」を選ぶケースも増えています。

招待客の服装に関するマナー

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招待客として出席する際は「どんな場所で行われるか」によって、服装の選び方が変わってきます。例えば、格式高いホテルや結婚式場で行われる挙式・披露宴では、ワンピースやセミフォーマルなドレス、スーツなど、ややかしこまった装いが基本です。

一方で、ビーチやレストランなどで開かれるカジュアルなウェディングの場合は、リゾート感のある軽やかな服装でも失礼にはあたりません。

どんなシチュエーションでも「清潔感があり、華やかさもある服装」は大切。特に年配のご親族や地域の方が多く出席する場では、礼節をわきまえた装いを意識できると良いですね。

女性の服装の選び方と注意点

沖縄の結婚式では、南国らしい明るく爽やかなワンピースやドレスが似合います。ただし、白は花嫁の色なので避けましょう。

屋外の式では風通しの良い素材や動きやすい服装だと安心です。露出が多すぎる服装は避け、肌見せの配慮や冷房対策として羽織ものを持っていくのがおすすめ。会場の雰囲気に合わせた上品さを意識しましょう。

男性の服装のスタイルとポイント

男性ゲストには、暑さに配慮した軽やかなスーツや「かりゆしウェア」が人気です。かりゆしウェアは沖縄の正装として広く受け入れられており、式の雰囲気に合わせた柄や色を選べば失礼にはあたりません。カジュアルすぎず、清潔感のある服装を心がけるのがポイントです。

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